野菜の直売所や産直コーナーで、ちょっとめずらしい野菜を買うのは趣味のひとつです。
先日買ってみたのが、「イタリア茄子」。
正式には、ヴィオレッタ・ディ・フィレンツェ(Violetta di Firenze)という立派な名前のようです。
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「世界で一番おいしいナス」?
帰宅してから、調べてみました。
このヴィオレッタ・ディ・フィレンツェは、イタリアに古くからある品種なんだとか。
「世界で一番おいしいナス」とも言われるそうです。
店頭で見たときは、賀茂茄子かと。
ボリューム感、伝わるでしょうか?
肉質がきめ細かで、ステーキがおすすめとありました。
うちの、子ども用教材で育てた野菜もあるので、「夏野菜のぎゅうぎゅう焼き」にするとします。
子どもも大好きなぎゅうぎゅう焼き
翻訳家の村井理子さんが紹介されて、大人気になった「ぎゅうぎゅう焼き」。
うちでも、ときどき作るごちそうの定番です。
オーブンの天板に、野菜と肉・魚介などをぎゅうぎゅうに詰めて、オリーブオイルをかけてじっくり焼きます。
味つけは塩とハープが基本。
私はこちらを参考にして、作り始めました。
切って焼くだけのシンプルさが最高。
野菜の甘みが凝縮されて、香ばしくてとっても美味しい。
見た目のインパクト大で、アレンジもさまざまです。
具材の旨みがとけだしたオリーブオイルがまた絶品で、バゲットをひたして食べると止まらない。
うちの子どもは、お皿をなめるくらい大好きです。
ビールやワインにも、もちろん合います。
イタリアの茄子が主役のぎゅうぎゅう焼き
今回の材料
イタリア茄子、ふつうの茄子(自家製)、赤ピーマン(これも自家製)、ブロッコリー、トマト、ブロックベーコン、アンチョビ。
これに、玉ねぎとにんにくも加えました。
茄子は厚めにスライス
イタリア茄子は、せっかくの肉厚さを楽しみたいので、厚さ2~3cmに切りました。
塩水にさらして、あく抜き。
茄子は、イメージと違ってなかなか火が通らないんですよね。
オーブンで焼く前に軽く蒸すか迷いましたが、今回は、生のまま焼いてみました。
鉢植えでなったピーマンも肉厚です。
ベーコンは1cmほどの厚切り、たまねぎは繊維に直角に輪切り。
野菜のやわらかすぎない食感も楽しみたいので、大ぶりに切ります。
敷き詰めて調味
私は天板にオーブンシートは敷かず、直接オリーブオイル少々をシリコンへらで広げます。
その上に、ぎゅうぎゅうに具材を並べます。
上からオリーブオイルを多めに回しかけ、塩とあらびきこしょう。
ハーブは、今回はドライのローズマリーとセージ。
オーブンで火が通るまで焼く
150℃で30分→180℃で20分くらい。
火の通り具合、焦げ具合を見ながら調整します。
パーティーな仕上がり
天板ごとテーブルにのせ、とりわけます。
主役のはずの「イタリア茄子」が隠れて見えない…
やわらかだけど、油を吸いすぎてクタクタではなく、ほどよい食感でした。
軽くてほのかに甘みがあり、とても美味しかったです。
添えるパンは、素朴でざくざく感のあるタイプが合います。
うまいうまいと、あっと言う間に完食。
サイドメニューは何もなくても、これで十分満足でした。
フーム、にてますね
ところで、堂々たる体格のヴィオレッタ・ディ・フィレンツェ。
どこかで見たような…と思ったら、夫が「おしりたんていだ」と。
ほんとだ、比率がそっくり。
帽子は描き足さなくてもよかったかな?
名探偵ならぬ、名茄子。
また買えたら、しょうゆ味のステーキにしてみたいです。