牛・豚・鶏の中で、もっともさまざまな料理に使えるのは鶏肉だと思うんですが、いかがでしょう?
よい出汁の出る骨付き部位も、いろいろ売られています。
骨付きの中で、手軽で重宝してるのが、「鶏スペアリブ」です。
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手羽◯◯の区別
「鶏スペアリブ」は、手羽先の一部なんですが、“手羽”がつく部位は3つ。
「手羽元」「手羽先」「手羽中」の違い、私はわりと最近まで、よくわかっていませんでした。
このイラストでは、手羽中と手羽先が別になっていますが、正確には、手羽中は手羽先に含まれます。
手羽先の一部が手羽中なんですね。
手羽元は、翼の根元の部分。「ウィングスティック」とも呼ばれます。
手羽先は、手羽元より先の部分。
調理済み画像ですが…
手羽中は、手羽先の関節から先、尖った先端を切り落としたもの。
手羽中を半分に切ったものが手羽中ハーフ。
別名、鶏スペアリブ、チキンバーです。
ちなみに、「チューリップ」は、手羽元・手羽先、どちらでもできるそうです。
こういうの、なつかしい感じです。
鶏スペアリブのよさ
下処理がいらない=包丁いらず
手羽部分はすべてそうですが、水分(ドリップ)をふきとるだけですぐ調理できるのは、すごく気がラク。
洗い物が少なく済むのが、とにかくうれしいのです。
身離れがよく、食べやすい
手羽元や手羽先に比べて、骨から身がはずれやすく、きれいに食べられます。
可食部が多い
骨が細く、見た目より食べられる部分が多いです。
皮と肉のバランスがよい
皮と肉、両方のおいしさを、1本ずつちょうどよいバランスで楽しめます。
小さいサイズ
ひとつが小さいので、すぐ火が通る。
食べる量を各自で調整できるし、お弁当にも詰めやすいのです。
安い
うちの近くのスーパーでは、14~15本で300円未満です。
鶏スペアリブの料理方法
単体で、焼く・揚げる・煮つける・ゆでる
野菜と組み合わせて、煮物・鍋・カレーやシチュー、スープ・おでんなど
うちでは、冬はよく大根や白菜、キャベツなどと煮ます。
出汁と脂がほどよく出て、塩やしょうゆだけのシンプルな味つけで美味しい。
寒い季節は、焼き目をつけてから煮ると、なおよしです。
今の季節なら、塩で下味をつけて、魚焼きグリルで焼くだけが簡単。
レモンとこしょう、ねぎ塩、カレー粉、シーズニングソルト、焼肉のタレ、白ごま、ごま油、柚子胡椒、ラー油など、お好みで。
ふつうのから揚げの要領で揚げても。
市販のから揚げ粉でもよいし、うちのから揚げはこんな感じで。
季節の野菜と組み合わせてスープにするのもおすすめ。
春雨やビーフンを入れると、旨みを吸っておいしいです。
それから、簡単なのが、甘辛い煮つけ。
ご飯によく合うしょうゆ味です。
今日はこれ。
使わないうちに消費期限がきたので、とりあえず煮ておきました。
鶏肉を、適当にしょうゆ味に煮るハードル
ところで、「甘辛く煮る」って、料理を始めて、最初からできましたか?
私、昔はそういうのがちょっと苦手でした。
ちょうどよく、目分量で味つけする自信がない…
レシピ依存気味だったんですね。
そういう、“適当に作る”料理が美味しく作れるのが、本当の料理上手だと思っていました。
ちょっとめずらしくておしゃれな料理もいいけれど、こういう地味でも飽きない、応用がきく基本的な料理を、難なく作れるようになりたかったのです。
経験を積んだベテランならともかく、最初は目安が必要ですよね。
最後の調整は味見するとしても、「このくらい」は直接教わらないとわからない。
初心者が「適当に」だけ言われるのって、ちょっと酷だと思うんです。
私は主婦になって20余年、なんとか、自分なりにできるようになりました。
長くなったので、次の記事で詳しく解説します。